今どき結婚退職ってあり?女性が結婚後会社を退職する理由が意外と奥深い。

私自身、会社を退職してきた女性を何人も見てきました。そんな既婚女性に対して子どもがいなかったら正社員として働き続けて子供ができたら仕事をやめればいいのに。と思っていました。

今思えば、大きなお世話ですが。

でも実際に自分がアラサーになって思うことが色々と出てくる出てくる。結婚後正社員じゃ厳しい場合ってものがあるんですね。

今回は、女性が結婚後会社を退職する理由についてお話していこうと思います。

 

突きつけられる現実

どんな現実があるのか例を挙げると

①自分の時間がなくなる

結婚すると家事が2倍になる!
独身の頃は洗濯物もたまってから、ご飯はコンビニやお惣菜だったのに、結婚後は洗濯の量も2倍、食事の量も2倍になるのです。

ご飯は毎回外食で済ませられるならいいですが金銭的に超余裕がないと帰宅後自炊しなくてはいけない。

お金が余るほどあればバランスよく外食を取るのもひとつの手ですね!
まぁこのへんは旦那さんの理解にもよるでしょう。そもそも旦那さんが栄養不足になってしまっては元も子もありませんので健康的な食事をしていきたいならやっぱり自炊となります。

 

②通勤距離

結婚前は自宅から通いやすいところで務めていたのに旦那様と一緒に住むとなるとお互いの会社にアクセスがいいところで住まいを探すことになります。

職場結婚でない限りこれがなかなか難しいのです。
通勤って毎日のことですからどちらか一方に通いにくさが出てくるとどちらかが転職を考えなければなりません。

 

③子供の問題

正直、これが一番大きい。子どもを持たずに夫婦生活を送っていくという人には関係ない悩みですが、いずれ子どもを持ちたい場合です。妊娠しようと思ってもそんなに計画通りにできるものではありませんね。

 

早い段階から妊活をしようと考えている人は

・子どもが出来たら今の生活が出来るかどうか

・産休育休が取れて時短勤務をしている社員が多い会社かどうか

つまり、自分は今の会社でやっていけるんだろうかと考え始めます。

 

妊娠希望かどうかを考えての退職

もし今務めている会社に産休育休を経て復帰している先輩社員の前例がなければ更に不安ですよね。
自分が先陣を切って取得できたとしても相当な迷惑をかけることを承知でその世界を生き抜かなければなりません。

仮にお休みや時短勤務をとれたとしても自分の仕事の代わりは誰かがやるわけです。
その申し訳なさや、気まずさに耐えられなくて辞めていくパターンが一番多いかと思います。

 

一言で言えば、謙虚すぎる人。

「もし妊娠したら迷惑かけるからその前に辞めておこう」って場合ですね。
気にしない人は気にしませんがそんな風に思う人もいるんです。

 

結婚退職する人の大きな理由は
・夫婦どちらかの希望により専業主婦になる人
・引っ越しする人
・すぐに妊活したい人
・不妊治療に通いたい人
・妊娠する前に働きやすい職場に転職しとこー!

ってパターンまで様々です。

 

しかし転職ともなれば、子どもを持ってからでは採用されにくい場合もあります。
子なしの新婚さんでもすぐ子供を作って辞めるのでは?と思われるパターンもあります。

 

ええぇ・・・

 

結局どの道を選んでも女性は厳しいじゃん??ってなりますけどこれはどうしたら・・・女性の厳しい現実です。

 

正社員か非正規社員か悩むようになる

子育てとなればもちろん朝はもっと早いし、夜は夜で子供が起きれば自分は寝れない。こんな生活と正社員を同時進行していけるんでしょうか。

残業なしの定時上がりの会社でなければほぼ無理でしょう。相当無理をすればなんとかなるんでしょうが・・・

 

やっぱり妊娠出産子育てのことを考えると「定時あがりが出来る仕事かどうか」に重点をおいて考えるようになります。

お給料が下がってもいいから、今までお仕事に費やしてきた分の時間を家庭の時間にあてなければやっていく自信がないなと考える人は転職を機にパートタイムやアルバイト、派遣社員に切り替えて家庭に入る人が多いですね。

本当に一番いいのは新卒のうちから残業も少なくて産休育休制度あり・女性の復職率や支援のしっかりしている会社に入っていることが一番いいんでしょうけど、
バリバリ働こうとしている20代のうちから若いうちからそんなこと考えて入社する人はごく一部なんじゃないでしょうか。

むしろそんな会社あったら教えてほしいくらい・・・会社って運みたいなものですからね。

 

結婚後も退職せずに正社員で働いた方がいい場合

結婚は大きな転機。女性の場合は妊娠のことを考えると生活がガラリと変わるし仕事中心の生活が子ども中心のライフスタイルに変っていきます。

それ前提で本当に今の会社でやっていけるのかこれらを考慮して「退職」を検討し始めるものです。

・転勤の有無
・通勤距離
・残業時間
・将来時短勤務ができるかどうか

これにほとんど当てはまると退職を選ぶ人が多いのではないでしょうか?

ただ、これに当てはまらない場合や妊娠を望まない場合はそのまま正社員を続けた方がいいと思います!

今後育児や介護、将来の老後などでフルタイムで働けなくなった場合は金銭面のダメージは大きいですからね。

 

結婚後も退職せず、女性が正社員でバリバリ働く場合は、上記に記載した条件プラス

・旦那様の理解
・旦那様の家事能力
・近くに親が住んでいて協力が得られるか

これらが必要になってきます。

これがないと自分のライフスタイルを変えるしかなくなってくるので。

 

 

あぁ・・・日本って本当に仕事中心の生活なんだな。とこれ書きながら思いましたね。

 

女性も男性も関係なく同じ働き方をしていますし。

こんな感じで結婚退職していく人の理由は様々ですが、やっぱり男性よりも女性の方が退職理由は様々あり複雑。自分の希望だけではどうにもならないこともありますね。

 

個人的には家族あっての自分、健康な身体あっての自分でありたいところです。
しかし中には家庭よりも仕事あっての自分って方もたくさんいることでしょう。自分の力を一番に捧げたいと思えるお仕事があることはそれはそれで素敵なことです。

 

時代的に共働きが当たり前の今、
どんな人でも自分に合った働き方が出来るそんな会社ばかりであれば女性の転職や退職率はもっと下がるのではないでしょうか。