これから社外の人とプロジェクトを行うことになったり、社会人になれば外部の人と接する機会が非常に多いです。取引先の相手って、本当に色々なタイプの人がいます。性格を大きく分けるとこの4タイプに分かれます。その人の性格パターンに合わせた話しの持っていき方を伝授します!これから出会う人はどのタイプかしっかり見極めてから商談に臨みましょう!
陽気なおしゃべりタイプ
このタイプの人はおしゃべり・明るい・声が大きいのが特徴。クレームも入れてきやすいので注意は注意なんですが、一番分かりやすく扱いやすいタイプになります。なぜ一番わかりやすいのか。それは、仕事にも感情を持ち込んでくるからです。
このタイプにはどう接するのか?
まずいきなり仕事の話や真面目な話をしないこと。つまらない人間だなと思われたら印象はよくありません。最初は仕事以外の話、特にその人をわかりやすいくらいに褒めてあげるとすぐ喜びます。内容はなんでもいいのですが、
「髪切りました?その髪型もいいですね!」とか、「お若いのに課長なんてすごいですね!」などなんでもいいのです。その人を褒めにくい場合は「そのネクタイ、奥さんが選んでくれたんですか?センスいいですね!できる奥さんがいて羨ましいです」と身内を褒めたりして気分を上げておきましょう。本人もお世辞とわかっているのですが、それでもいいのです。
無理に褒めなくても日常会話でも構いません「週末どこか家族サービスしなきゃなんですけどどっかありますかね?」でもいいんです。
とにかくいきなり仕事の話よりもコミュニケーション重視です。機嫌が良くなったところで「そういえばこれなんですけどー、」と軽く用件に入るようにしましょう。
また、雑談していると向こうから「で?今日はなんだっけ?」と話しかけてきたりします。そうしたらそのタイミングで商談内容に移りましょう。
ちなみに資料などは用意しても細かくは読みません。「君になら任せる!」といった感じで商談内容よりも日頃の相性やコミュニケーションで判断しがちです。商談は長いとほとんど聞いていないので向こうから質問や話をかぶせてくることも多いでしょう。そのため短く分かりやすく説明を心掛けましょう。
逆に機嫌が悪いと何を話してもその日はダメです、機嫌が良い日に大事な話をもちかけることが重要です!
口数少ないおとなしいタイプ
先ほどとは違い声が小さく、あまり笑わないタイプになります。愛想笑い程度はしますが仕事中は感情を出さず真顔という感じですね。このタイプは先ほどと違い、ゆっくり丁寧に説明してあげましょう。商談に入ってこちらが「いかがでしょうか?どう思いますか?」と質問しても「・・・・」ということが多いです。
これは無視しているのではなく考えているのです。そして資料もしっかり読んでいる途中です。
そこでこちらがすべきことはなにかというと、待ってあげることです。こちらとしては早く決めてほしいという思いがあるため相手の反応が悪いからといって焦ってさらに追加で補足説明をしがちですが、これは逆効果です。
数秒待っていれば向こうからなにかしら質問なり疑問なりがあります。相手が「うーん・・・」と考えている時間、こちらはしっかりと待ちましょう。「大事なことなのでゆっくり考えてもらって大丈夫ですよ」くらいのスタンスでいきましょう。
理論的でドライなサバサバタイプ
このタイプは頭がよく常に冷静で、仕事が出来る人が多いです。情報や数値を判断材料の根拠とし仕事は仮説を立てて行う人間です。そのため資料の用意は抜群に効果的です。根拠等細かく説明してください。
資料に数字が入っていないと「このプロジェクトでいくら売上がたつのか」「いくら見込める企画なのか」等質問がとんでくることでしょう。
数値・グラフの記載がある資料の準備やプレゼンに力をいれましょう。
人柄はあまり重視しません。相手がよくしゃべろうが口数少なかろうが、どれだけ利益がとれるか得をするのかでやるかやらないかを判断します。
かなりさっぱりしてますので、たまにストレートにダメだしをしてきますがビジネスはあくまでビジネス、よかれと思って本人は悪気なく正論を語ってきているのでメンタルが弱い人は傷つくこともあるでしょう。しかしこのタイプの人から学ぶことは多くあるため勉強になることも多いでしょう。
優しいおっとりタイプ
怒ったり大きな声を出したりすることもなく常に笑顔でいるようなお人良しタイプです。女性に多く、例えば友達が困っている時「大丈夫?」と気にかけたり、業務が大変なとき「私がなんとかしなきゃ!」と思ってしまう義理人情にあつく気持ちに左右されやすいタイプです。人に優しすぎるため無駄に仕事を引き受けてしまったり、心配性で細やかなため仕事が遅い場合が多いです。
数値の面も、頑張れば達成できるという純粋な思いを持っている人が多いため数値はさほど気にしません。
そのためこのタイプへ交渉をかける場合は、その日一日の商談というよりも日頃から一生懸命やっている姿をみせる・親切にする・困っていたら助ける・初対面の場合は今後尽していきますという姿勢を伝えることが重要になってきます。